Archive for April, 2010

就職活動を振り返って

Wednesday, April 21st, 2010

11月末に始まった僕の就職活動が、本日を以て終了した。半年近く就職活動をしていたが、忙しさの所為か全てが昨日の事の様に思い出される。初めての個別説明会であるN.D社や、初めての面接であるK社、初めて内定を頂いたR社など、節目となる会社は特に思い入れが強い。就職活動を通して得た事を少しでも覚えている今、きっちりと書き残そうと思う。

さて僕は第1志望から内々定を頂くことができ、大きな充実感を以て今を過ごしている。この充実感はかつてない大きさで、それはひとつの理由がある。その理由は就職活動に対して「本気で」取り組んだからだと考えている。

就職活動に本気で取り組む事は当たり前だと僕は思う。言うまでもなく大賛成だ。僕も途中までは本気で取り組んでいた。けれどある時を境にその「本気」が無くなってしまって、僕は大変な失敗をした。そして面接にことごとく落ちた。その境はつまり4/1であり、説明会やエントリーシートや筆記試験に本気で取り組んだにも関わらず、面接に対して本気で取り組まなかった。「3月で力尽きたんだろう」という考え方もあるが、僕は違う理由があると考えている。

その理由は、「失敗した時の逃げ道作り」だと僕は考えている。書いて情けなくなるが、僕はこの問題に対してきっちり正面から向き合えたと思う。逃げ道作りとはつまり、「本気で取り組んで失敗したら怖いから、中途半端に取り組んで成功したらそれでいいし、失敗したら本気じゃないことが言い訳になるし」という極めて甘えた考え。幼稚で責任感が全く無い。こういった逃げ道作りを無意識に行っていた。

そんな考えで面接を迎えた結果、第2志望のS社落ち、第3志望のS.E社落ちと4月初旬から立て続けに失敗した。僕はこの結果を真摯に受け止めた。「実力が無かった。反省点を次に活かして次を頑張ろう」と考えた。特に「縁がなかった」という自分に対する言い訳を絶対にしたくなかった。ただ、思考がそこで止まってしまっていて、失敗は活かすけれど、次に失敗しないための策を打つ「本気」が無かった。

無意識の逃げ道作りを自覚したきっかけは、推薦で滑り止めにしていたN.D社の不合格通知だ。この不合格通知には心底絶望した。目の前が真っ暗になった。第1志望以外の行きたい会社全てに落ち、自分の中の最低ラインが崩れ、崖っぷちに立たされ、ようやく自分の「本気」が足りない事に気がついた。僕は本気で取り組むことを自分に誓った。

この時僕の頭に、jobsのconnecting the dotsの話がふとよぎった。彼のこのストーリーの最後に、以下のようなフレーズがある。

Again, you can’t connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future. You have to trust in something — your gut, destiny, life, karma, whatever. This approach has never let me down, and it has made all the difference in my life.

僕はこの絶望を、必ず第1志望に繋げると決意した。結果として、その絶望という「点」は第1志望の内定に繋がったけれど、もしつながらなかったとしても、人生の他の点に繋がると信じて、僕はこのエントリーを書いたと思う。

僕は就職活動を通してコミュニケーションであったり業界の知識であったり多くの事を得たけれど、「本気で」取り組んだ後の達成感が一番の収穫であったと感じている。